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福岡市の状況
平成31年以降、赤で示した "実質的殺処分" はゼロとなっていますが、黒で示した "重篤な病気等を理由とした殺処分" は行われており、その数は少なくありません。
英国の動物保護施設
イギリス・ロンドンの南部にあるBattersea Dogs & Cats Homeは1860年創設の歴史ある動物保護センターで、他に2つのセンターを構えています。
ロンドンのセンターには動物病院の設備もあり、犬や猫の保護から、必要に応じて治療やリハビリ、里親探しを行っています。
イギリスの首相官邸のマスコットとして有名な猫のLarryも、このセンターの出身です。
ずいぶん前にテレビ番組でこの施設を知って、いつか見てみたいと思っていたことを思い出し、ふらっと立ち寄ってみました。
当日はテレビの撮影があるとのことで、犬の施設には入れなかったのですが、猫の施設を見せていただきました。
里親探しに入れる状態の猫たちが1匹ずつ、ガラス張りの個室(キャットタワー、トイレ完備)の中で過ごしています。
ガラス戸には、寄付者の名前や、いまその部屋にいる猫の名前が貼られていて、見学者はガラス戸越しに猫たちの様子を見ることができます。
何より驚いたのは、個室の広さと明るさ。「閉じ込める場所」という感覚はありません。
いまは見学ツアーがあるようなので、個人がふらっと行って見せてもらえるかどうかはわかりませんが、明るくてオープンという印象の施設でした。
スタッフは有給の人と、ボランティアとが混在しているとこのこと。
政府などの補助金は受けていないようで、運営が基本的に寄付によって成り立っているのは、寄付文化の根付いたお国柄かもしれません。
(メンバーレポート:黒田)
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